バランスを欠く
振り返ると一ヶ月も更新なしでした。
前回更新の少し前に獣医さんから告げられ、愛犬が余命数日間だということを知り、数日の間、我が家だけ外の世界から切り取られたかのように、特別ゆっくり流れる時間を過ごしました。
それから愛犬を見送り、ひと月経ちました。
洗濯機を回す時に、まともに洗濯物を分別できているようなこと(意識がちゃんと洗濯に向かっている感じ)がすごく久しぶりだということにふと気がつく。
そんなことすらままならなかった日常生活。
一個ずつ、少しずつ戻ってきている。知らないうちに戻ってきているけど、そこまでもいつもと違う場所に流されていたことにも同時に驚きを感じた。
誰もが身近なものの死を、傍目にはそっと受け入れているように見えるけれど、死が訪れることも大きな生の流れの中の一部の日常だとも思うけれど、これまで当たり前だった生活を編成していたもののバランスを欠くということは、再構築するまでにかなり時間がかかるということや、新たな価値観を掴んで補修することで欠けが補われていくのを改めて痛感している。
…というわけで、かき氷作りにもやっとやっと向き合えるようになりました!お知らせはまた後ほど。